とりぼん
今日きたのはここ。
カウンターはあるのかな?
あった!カウンターとテーブル席のあいだに仕切りがあって女性一人でも大丈夫ですね。先客はカップル一組と男性が一人。
中でお兄さんが炭をいじってます。
そのうち炭火の焼き鳥は食べれなくなりそうですよね。電気で焼く時代が来るんですかね。
ところで今日この店を選んだのはベアレンの生ビールが飲めるから。ちょっと贅沢にベアレン飲みたい日ってありますよね?
でも生ビールとなるとお店が限られるんですよね。
とりぼんのドリンクメニュー
酒だ酒だ~酒をくれい
ベアレンクラシック生 大グラス780円
サービスの鶏のスープ
一人で乾杯。
うめ~
やっぱベアレンはうまい。特に生は最高!
鶏のスープはどうでしょう。
うんいいですね。温まる~
自家製セロリ漬けと鶏ももタレとアスパラ豚巻きもおねがいします!
なんか自家製て言葉に弱いのは僕だけですか。自家製と聞くと手作りというイメージですよね。一人暮らしにいい響きですよね。
来ました!自家製セロリ漬け
どれ。
なるほど、イメージとは違うけど悪くはないです。ただちょっとしょっぱいかも。まいっか酒が進むし。
串焼きがきた!
どれ
おおいいね~!アスパラの歯ごたえに豚バラ肉の香ばしさが絶妙なんですよね。
ベアレンクラシックがコンビニで買えるようになって嬉しいんですけれども、やっぱ外で飲むベアレンは最高ですね。
完食。
次はどうすっかなと。
まだベアレン飲み足りないんですよね。今日はベアレンナイトですから。エキチカバルでも行きますか。
【閉店】エキチカバル
盛岡駅めんこい横丁の、
21:30ラストオーダーで1杯しか飲めないぽいです残念。まあそのくらいがちょうどよかね。
ここの生ベアレンもうまい(550円)
↓最初にお兄さんが立っているところで支払いを済ませるシステム。
なにか食べましょうかね。
↓残念この時間はスナックてきなものしかないそうです。
ミックスナッツ400円
燻製されております。
いや~まったりしてきました。
そういやこのあいだ1年ぶりに実家に帰ったとき、昔ぼくがはいていたであろうデニムを母に渡されたんです。
だいぶ前にジーパンの忘れ物があると言われてました。
ぼくのモノはもう実家に何一つ無いと思っていたのですが。大昔に一人暮らしを始めたときに持っていくのを忘れるようなデニムですから、まあ大したものではないだろうと思ってたんですけども…
それがこれ↓
色落ちはまばら、スソは切りっぱなしでまあ良いデニムではありませんね。
↓中には日本語のタブが。
オリジナルには当然日本語なんか書かれてないので復刻モノだとわかります。オリジナルってのは『復刻版ではないアメリカの製品』という意味です。
パッチとステッチ↓
なんか胸が高鳴ってきました。おれデニムにはうるさいですよ。
んでですねポケットにある弓のような形をしたステッチあるじゃないですか?これはアーキュエイトステッチと言ってリーバイスが世界で初めて考えたものです。
昔のオリジナルはこんな感じにもう少し深いデザインなんです。
オリジナルの年代モノは弓の部分が深めにできています。古着屋を回ってはショーケースに入ってる深いアーキュエイトステッチに憧れていました。
パッチ↓
大昔は革のパッチが使われていました。でも革だと洗濯したりで縮んでしまうので紙パッチに変わったんです。紙と言っても強度はあります。
パッチには二匹の馬がジーンズを引っ張り合っている絵が描かれています。馬に引っ張らせても破けない、リーバイスが当時作業服として売り出した製品への信念とマーケティングが現れてますね。リーバイスのトレードマークにもなっています。なにか熱い思いを感じますよね。
パンツで有名なのはご存知501ですけども、これには509と書かれてあります。ちょっと初めて聞きました。ぼくも記憶にありません。
しかもうっすら斜めにスタンプが押されてあるのが見えますか?これはアウトレット品かなんか、そんな意味だった気がします。
たぶん赤タブが無いからでしょう。
通常ポケットの縁にこんな感じで赤いタブがあるんですけどね。
その赤タブ、昔は大文字で『LEVI'S』なんですが時が経て小文字の『Levi's』に変わっていきます。大文字は501XXやビッグEと呼ばれ価値が高いです。いわゆるヴィンテージってやつですね。
さらにディティール↓
ボタンの下にファスナーが見えると思いますが、オリジナルにはぜんぶボタンの仕様のものもありまして復刻版じゃないオリジナルはもうそれはとんでもない年代モノになります。
色落ち↓
色も大事な要素です。当然色が残ってるほうが高価値で逆に薄い色はヴィンテージの価値としては低くなります。
このデニムの色はまさにインディゴブルーですけども、ヴィンテージの色は何とも言えなく美しいんですよね。緑がかった青というかね。
まえに壁に激突して脳しんとうを起こした小鳥を手のひらに乗せたことがあります。その小鳥の羽がなんとも美しいこと。黄色というか緑というか、でも黄緑とも違っていて。
その自然の美しさに僕は息を飲みました。別に特別な鳥ではないんですけどね。自然の色には概念を超えた美しさがあると思いません?
昔、どうにかしてヴィンテージの色を再現したいと思って、復刻版のデニムを試しに土に埋めてみたことがあります。オリジナルは作業着として使われていたと聞いていたのでなんとなく。まあ1週間たっても1ヶ月たっても期待した色にはなりませんでした。土でダメなら砂かと砂にも埋めてみましたがダメでした。
ならばとデニムを履いて実際に作業することにしました。アルバイトや筋トレ、勉強などありとあらゆる時間をデニムを履いて過ごすことにしたんです。そしたらなんと、期待した色に近づいたんですよね!
それで気づきました。あの美しい色は汗を含んだ色なんだと。
ヴィンテージの緑がかった青の正体は汗の黄ばみとインディゴの融合だったんです。
大昔当時は今のように望んだ服が簡単に買える時代ではなかったと思います。ジーンズは四六時中、暮らしとともにあったんですね。履いたオトコの歴史がヴィンテージにはあってワクワクするんです。
それと、色落ちで大事なのが縦落ちとヒゲ。
縦落ちというのはデニムの膝を中心に縦筋状に色落ちすることです。デニムを間近で見ると繊維は斜めに織られているのに、縦にサーッと色落ちができていくから不思議です。
そしてヒゲ↓
こんな感じでシワが色落ちしたものをヒゲっていいます。
ぼくのこのデニムの色落ちはだめですが、ヒゲと縦落ち、そして緑がかった青が揃ったデニムはそれはもう芸術レベルの代物です。
あれ。
時間を忘れて語っちゃいました。
仕事を辞めたタイミングでのデニム。
もし好きなことを仕事にできたら絶対ハッピーですよね。これはもうやるしかないんじゃないでしょうか!いっちょやっちゃいますか古着屋!
掘り出し物を見つけたときの感動は最高です。でも見つからなくても探すだけでウキウキするんですよね。
ヴィンテージは衣類ってよりコレクションアイテムという側面もありますからネットとの親和性も悪くないと思うんです。アメリカに引っ越して現地で掘り出し物を見つけてネットにアップして売れたら発送みたいな流れがいいかも。やっぱ人生一度、ワクワクすることをやんないとですよね。ついでにアメリカ人にベアレン売るし、売っちゃうし~
そんなことを考えてたらエキチカバル閉店の時間だそうです。
残りを一気に飲み干す。
あっという間でしたわ。
なんかアルコールがまわりはじめたくらいって、ちょうどいいですよね。感覚が研ぎ澄まされるというかインスピレーションがわくというか。
まあその時間をキープするのが難しいんですけどね。すぐ飲みすぎちゃうから注意ですよ。誰が?おれだおれだおれだー
いややっぱ一人飲みって最高ですね!