2020年7月に日経225を、2022年7月にFXを始め、2023年1月現在いまだ勝ててません。
2年半たっても勝ててません。
そしてわかったことがあります。
チャートをぼーっと見てても意味はないということです。
2年も時間が経つと疑問に感じてきます。
「このまま一生勝てないのではないか」と。
なにしろ小さな手応えさえないわけですから、もしや一生勝てないのではないだろうかと不安になるのは当然のことと思います。
もし勝てたとしても、80歳とか90歳もしくは100歳とかになって、その年で元気に生活できていればいいですが、病院のベッドの上で、足は痩せ細り、髪は抜け落ち、鼻に酸素を送るパイプが繋がれた状態のとき、「あのローソク足はもしかして」などととんでもない手法を思いついたりするんじゃないかと。不安になります。
死んでも死にきれません。
ですがそんなおじいさんおばあさんを聞いたことがありません。
FXを始めて2年や3年の若造よりもFXを始めて数十年のベテランのほうが経験豊富ですし、「病床で1億円」などというニュースがあってもいいと思うのですが、そんな事例はないんですよね。
これはつまり、FXで勝つために必要なのは、気づきやひらめきではないということでしょう。
勝つためには相場観が重要だなどと言われますが、チャートをただ見ても相場観は身につかないことをこの2年で理解しました。
それと後悔していることがあります。
日記を書いとけばよかったということです。
この2年、相場に歯が立たず、負けまくり、あーでもないこーでもないと、僕はひたすら手法を探し回っていました。勝てる手法があるのではないかとただひたすら。
そして2年たって思うわけです。
おれってどのくらい成長したのだろうと。
勝ててはいないから結果は出ていない。けれども相場観やマインドやテクニカルなど、どのくらい身についたのか、それが日記を書いていないからまったくわからないわけです。
日記というかせめて今取り組んでいることを箇条書きでもいいから書いておくべきでした。
日記を書いていないから、自分がよくある手法探しの旅に出ていることにさえ気づかず、おれは何をやってたんだと虚しく思えてきます。
先日とても良いブログを見つけました。
FXに関するブログでした。
主に環境認識について書かれたBlogで目からうろこの内容でした。
そこで僕はそのブログを最初から読むことにしました。
数年続けていたブログでしたので、初めから読めば執筆者の成長過程や考えの変遷なども感じ取れるのではないかと思ったからです。
その方はユーチューブで動画はUPされておらずBlogに書いているだけでした。
ユーチューブ動画でダウ理論だエリオット波動だと目的を持って学ぶのはいいですが、ただ見ただけで満足感があるのがユーチューブですし。見ただけで勉強になったつもりになるがユーチューブですからね。
だから僕はブログを探していました。
執筆者が文字で表現したものを僕が読んで理解するというのは、映像を見るより労力がかかると思うんです。文字を読むほうが面倒なんです。だからあえてブログを探していました。
例えば「スキャルピングで勝つ◯◯」などとグーグル検索したとします。
まず検索結果1ページ目に出てくるブログやサイトを読んでも意味は無いです。
1ページ目のサイトと言えば、「スキャルピングとは何なのか」無用な説明から始まり、トレンドフォローうんぬんとよくある手法が書いてあり、「いかがでしたでしょうか?」と読者へ意味不明な問いかけでまとめ、最後に自分が使ったこともない証券会社を勧めてきます。
いわゆるアフィリエイトサイトです。
ステマの腕は相当なものですが、これを読んで得られるものは一つもないでしょう。
僕が探してるようなサイトは大抵2ページ目以降、下手すると4ページ、5ページ目以降に出てきます。
そういったサイトは目次などなかったりして不便ですし、見た目も殺風景で余計なものがありません。
そして文章に冷静さと情熱があり、ポリシーがあって、FXの辛い部分を突いて来ます。
かのブログはまさしくそんなサイトでした。
そのサイトを過去から遡って初めから読んで行ったのです。
そして、あと3日もあればぜんぶ読み終わるだろう、読み終わっても何度も読み返して自分のものにしてやるんだと意気込んでいてたところ、信じられないことが起こりました。
なんとブログが削除されてしまったのです。
読んでいた途中だったのでほんの1時間か2時間の間でした。
一瞬なにが起こったのがわかりませんでした。
ブログが消えてしまったのです。
理由はわかりません。
執筆者のTwitterなどSNSは知りません。
ショックでした。
日々こてんぱんにやられまくって、それでも立ち上がることを繰り返して行く中での、小さな光でした。
「このブログを読めば勝てるかもしれない」
そんな希望でした。
社会の害悪になるブログではないですから、強制的に削除されたのではないと思います。
ブログを削除したのは執筆者本人だと思います。
何年も運営してきて突然の削除とはいったい何があったのか知る由もないですし、逆に何もなかったから削除したのかもしれませんし、僕にはわかりません。
ショックでした。
なんでだろう、という言葉しか浮かびませんでした。
蛇口から出てくる冷たい水を飲み、心を落ち着かせました。
冷静になってこれまで僕がやってきたことを振り返ってみました。どんなことに取り組んできたのか思い出してみたのです。
考えてみると今回の件はこれまで僕がやってきたことと同じでした。
ある手法が使えなかったと言って僕から離れるか、それとも今回のように相手からたまたま削除されるか、それだけの違いで次から次へ移り変わっただけでした。
同じことを繰り返していました。
日記を書いていないからそのことに気づけませんでした。あほですね。
この手法ならいけるかもしれない、このやり方なら勝てるかも、いやこっちのブログを読めば…とベクトルは全部外に向いていました。
要するに他人に頼っていたわけです。
「人に頼るのはもうやめろ」と執筆者に言われてるようでした。
僕はいま思います。
2年半たって勝ててないなら、5年後も10年後も勝ててないでしょう。
いかに外にばかり目を向け、自分というものに向き合わず逃げてきたのか。
本物のブログでした。でも自分を変えるはブログでも手法でもYouTubeでもないです。
執筆者様そのことに気づかせていただき感謝しております。
1月3週
-3646円