いきなりですけど、
カップルシートってロマンがあるじゃないですか。
まあどうでもいいんですが。
うちから近くて
なおかつカップルシートを持つお店。
DUCCA仙台東口店というのが
以前ありました。
デュッカのメリットは
カップルシートだけではありませんでした。
各々運ばれてくるコース料理です。
大皿で来て取り分けるのはフツーだと思います。
でも初めから別々で持ってきてくれると、
ちょっとスペシャル感あるじゃないですか。
安いのに。
そのデュッカは残念なことに
東口の再開発のため閉業したのでした。
そのあとどうしたか。
実は西口にもデュッカはあったのです。
値段は東口より多少高めですが
落ち着くムードで。
カップルシートはありませんが、
あの雰囲気はやはり他では代えられないものがありました。
ところがそのデュッカ。
僕は寂しくなってしまいました。
ネットで検索したところ、
なんと和食に変えたようなのです。
当然内装もがらりと変え、
店内はまるで別のお店。
時代の流れというものがありますから、
仕方ないのかもしれませんが、
寂しいですね。
飲食店が何年も持つこと自体がキセキなんですよね。
他にも、
小さい頃母に連れられて
祖父母と一緒に食べた五目ラーメン。
父親とよく食べた酢豚定食。
ダチ公とよく飲んだ居酒屋。
デートに使ったレストラン。
食事にまつわる思い出はたくさんあります。
さっき話したように
飲食店が何年も継続することが奇跡ですから、
すでにやめてしまったお店は少なくありません。
デュッカのようにガラッと変わったお店もあります。
あの思い出を再現することはもう不可能なんです。
切ないものです。
なんでいきなりこんな話をしたのか。
ここで一人メシしてると回想せずにはいられないんです。
一歩足を踏み入れると流れている昭和の時間。
半兵ヱのように作られた昭和ではなく、
モノホンのリアルな昭和。
ここで五目ラーメンを食べたとき、
自然と、あの頃を思い出してしまいました。
どこか懐かしくて優しい味のチャーハン。
470円(五目ラーメンは500円くらい)
という価格もオドロキです。
仮に仙龍が炒飯を670円に
値上げしても僕は食べます。
喜んで食べます。
仙龍は200円損しています。
200円づつ損し続けています。
心配です。
味、値段、雰囲気すべて期待を超越する仙龍。
この店は盛岡の財産、
ザレジェンドです。
数年前、和食がユネスコ世界無形文化遺産に
登録されたようですが、
仙龍も今すぐ登録が必要かと思います。
保健所は向こう100年分の営業許可を与えるべきです。
心配なんです。
いつかやめてしまって、
昔の思い出や記憶、
一緒に消えてしまうんじゃないかって。
この店だけは残さねばなりません。
そっとしておきましょう。
そっとしておくのが最善の方法です。
たまに食べに行って静かに応援してあげる、
というのが正しい方法かと思います。
誰かにすすめるとか
食べログやGoogleに書き込むとか、
そういったことしなくても
「食べに行く」それこそが一番の応援になります。
仙龍。
心にそっとしまっておきたい、
そんなお店です。
少しまじめな話になってしまいました。おっぱい